タイマー の仕事

試合の時間を計るのと、得点を表示します。

さらに大事なのは、「タイムアウト」「メンバー交代」の要望を聞いて「適切なタイミング」で審判に知らせることと、テーブルオフィシャルがカウントしている「30秒」「ファール数」などに関する合図を審判に送り、事象を伝えます。

 

大事なこと

試合時間:

審判の手を見てスタート、ストップします。審判は時計を止めなければならないときは、必ず笛を吹いて手を挙げます。スタートするときは手を下ろします。それをよく見ましょう

 

ちなみに、時計は審判の笛に合わせて止めます。(必ず審判は手を挙げています。)

即座に反応できるように、タイマーの機械の「スタート/ストップ」のボタンに手を置いておきましょう。

※「スタート/ストップ」に置いている指の手を、ボタン押したらそのまま上げるのが、いいです。反対の手の指は、ブザーに置いておくのが、「Best」

 

それに合わせて、時計を止めているときは「時計を止めている合図を会場全体に知らせるように」ピシっと手を上げます。審判の笛と同時に手が上がるのが望まれていますので、審判の笛の音をよく聞きましょう。

 

時計をスタートするのは、「コート外からスローインされたボールをコート内のプレイヤーがボールに触れた」です。「ボールがコート内に入った時ではない」ことを注意しましょう。

 

あと、たまに、ボタンを押したつもりで動いてない、止まってない、得点が入ってない、事が、ままあります。特に時間については、「審判」や「プレイ中のチームのコーチやプレーヤー」から怒られることもあります。

※「自チームがゲームをしていて少し負けている4Q」の時に、時計が止まるべきところで止まらずに、時間が減っていってたらどう思います???と考えてもらえたらわかってもらえると信じてます。

 

なので、押したつもり、ではなく機械が反応して動いたことをしっかり確かめてから次の動作に移ることが大事です。

 

※ちなみに、ここでは余談ですが、 「30秒タイマーのスタート」は、「プレイヤーがボールを保持」した時で、微妙に違います。「保持」と「触れた」は別物。

 

得点:

コート上のプレーを見て判断するとともに、最終的には「審判」のゴールを認める合図をみます。(フィールドゴールであれば、コート中央側にいる審判が、2本の指を伸ばした状態から指や、手や腕を下に向ける状態にするはず)

 

バスケットボールはプレーが速いので目を離す隙はないですよー。

 

「スコアラー」のつけているスコアもしょっちゅう確認しましょう。スコアラーのつけているスコアと、表示しているスコアは同じであるはずですが、たまにどちらかが間違っていることもあるので、テーブルオフィシャル同士で確認しましょう。

 

※特にスコアラーが間違っている場合、訂正が大変なので、早めに見つけてあげましょう。

(「何番のプレイヤーが決めたか書き忘れている」ということになり、それを直そうとすると間違っているところより後の部分のすべてを「得点したプレイヤーの番号をずらして書き換える」必要があるので。また、修正個所が多くなるほど、その間にプレーも進んでいて直しながら記録するといったことになり、さらに新たなミスを発生させやすくなります。ね?わかるでしょ?大変なのが。なので、早めに見つけてあげて下さい。

 

向かいにある「得点盤」も随時確認して、得点と残り時間が、テーブルオフィシャルと同じ表示であることを確認することも大事な仕事です。

 

メンバーチェンジ:

1Q~3Qは、原則メンバーチェンジはありません。(練習試合など試合ごとの決め事と、5ファールは除く)

4Qではメンバーチェンジ可能なので、チームのコーチから要請があった場合は、審判が笛を吹いたとき(バイオレーション、ファール、ジャンプボールシチュエーション)にブザーを鳴らして、審判にジェスチャーとともに伝えます。

※厳密には、メンバーチェンジできるのは「4Qと延長時限のタイムアウトの時」なのですが、ま、練習試合の時などはそうとも限りません。あらかじめ審判に確認しておきましょう。

 

タイムアウト:

(簡単に言えば)タイムアウトの要請があったら、審判が笛を吹いたとき(バイオレーション、ファール、ジャンプボールシチュエーション)にブザーを鳴らして、審判にジェスチャーとともに伝えます。

 

大事なのは上記以外に、「タイムアウトの要請があったチームの相手チームがゴールを決めた時」にもブザーを鳴らして、審判にジェスチャーとともに伝えます。

この時は、審判は「笛を鳴らさないし」「ゲームも止めない」「タイムアウトを要請されているかわからない」状況なので、タイマーがしっかりタイミングを見て判断してブザーを鳴らさないと、タイムアウトの時期を逃すことになります。

もしかすると要請したチームのコーチから怒られます

 

タイムアウトを取りたい時っていうのは、多くの場合自分のチームが不利でコーチが選手に指示を再度与えたい時です。要は、”早くしないとどんどん不利になる”というのがわかってもらえたらいいなぁ。。。

 

なので「相手チームがゴールを決めた時」のタイミングに合わせてブザーを鳴らせるように、タイムアウトの要請があった時にどっちのチームから要請されたかをしっかり確認して、あらかじめどちらのチームがゴールを決めた時ブザーを鳴らすかを想定して、心の準備をしておきましょう。

 

タイムアウトは各チーム、前半(1Q2Q)後半(3Q4Q)それぞれで1回づつしか取れません。スコアラーがタイムアウトを何回とっているか記載しているので、スコアシートを確認して、既にタイムアウトを取っている場合は”もう取れません”の旨を伝えられると、100点

※延長がある場合は、延長時限毎に取れたりもしますが、そのあたりはまぁ優先度は”低”でいいかな。興味持ったら調べといてください。

 

ハーフタイム:

  • ハーフタイムで各チームのバスケットが変わるのに合わせて、審判の合図とともに、得点表示を左右入れ替えます。(勝手に変えない

 

そのほかに大事なブザー:

  1. 30秒ルール:30秒オペレータが、30秒をカウントしたときすかさずブザーを鳴らします。「30秒オペレータ」と15秒過ぎたあたりから連携が必要です。(30秒時点で、シュートのためにボールが手から離れてるかどうかで、審判の判断が変わるので、すかさずブザーを鳴らすためです。)
  2. ピリオド開始1分前:ピリオド開始1分前にブザーを鳴らして、審判にメンバー登録を促します。(試合開始前、ハーフタイムなど、3分前のブザー鳴らす場面でも1分前に再度鳴らします。)  「1分前です登録お願いします!」とはきはきと。(規則上は青字のセリフは必須じゃないみたいなんですけどね。でも慣例上そうすることになってるので、「はきはき」といいましょう。)
  3. ピリオド開始3分前:試合開始前、ハーフタイムの時には、3分前に鳴らします。たまに練習試合などでハーフタイム3分の時もあります。その時にも、3分前にすかさず鳴らします。「3分前です」とはきはきと言えるとGood!
  4. チームファール 4つめ:アシスタントスコアラーから、チームファールが4つになったこと連絡受けて、ブザーを鳴らします。「白フォーファールです」と「はきはき」と(濃チームの時は「白」を「青」とか「赤」とか審判の決めた呼び方に変換)
    • タイミングを誤ると恥ずかしいです。アシスタントスコアラーも記録つけるのにバタバタしてタイマーへの伝達が遅れることもありえます。チームファールの数が3個表示になっている場合などは、アシスタントスコアラーから言われるのを待つだけでなく、タイマーが自ら「4つになった?」とアシスタントスコアラーに確認して、次のプレーが始まる前にブザーを鳴らして審判に伝達しましょう。
  5. 5ファール:アシスタントスコアラーから、パーソナルファールが5つ=退場になった連絡を受けて、ブザーを鳴らします。「白○番ファイブファールです」とはきはきと(濃チームの時は「白」を「青」とか「赤」とか審判の決めた呼び方に変換)
    • 次のプレーが始まる前に審判に審判に伝えなければいけません。でないと、本来退場のプレーヤーが退場しないままプレーすることになりますので。
    • パーソナルファールが4つ目の時には、特にお知らせする必要はありません。
  6. タイムアウトの終わり:30秒オペレータがタイムアウト開始から1分間時間を計測しています。50秒でブザーを鳴らします。セリフは不要でブザー鳴らすのみ。あとは審判に任せていいです。
    • 規則上は60秒でも鳴らすことになっているようです。最近は鳴らしてないことが多いですけどね・・